なぜ目標を立てるのか
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誰でも目標を立てようと思ったり、誰かに目標を立てるように言われたことのあるはずである。
実際に普段の生活、学業、仕事の中で目標を立てながら生活している人も数多くいると思われる。
しかし、どうして目標を立てなければならないのだろう。目標にはたいてい期限がある。
いついつまでに何をやるという形になっている。期限を過ぎても終わらなければ、大学でも仕事場でも評価を下げることになる。
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時間のプレッシャーを利用して何とか仕事を終わらせようとする。その期限は、自分以外の人が設定することもあるし、自分で設定することもある。時間が決まっているので、後になってどうしてできなかったのか、あとどれくらいあればできたのか、評価することができる。
目標を立てることは評価することが目的なのかもしれない。一定時間内に自分や自分たちがどれだけのことが、どれくらいできたのかを知りたいのだ。これが分かれば、感覚的なものに頼らずに結果を客観的にみることができる。
今回は8割方達成できたとか、120%ぐらい達成できたとかを知ることができる。ゴールが近づいてくれば、楽しみも増すかもしれない。逆にプレシャーが増す可能性もあるが。
ということは、目標を立てるときは少なくとも後になってどれくらいできたのかを評価できるような目標にする必要があるということである。例えば、今月は週に3回ジョギングをする、次の英語のテストで90点を取る、は条件を満たしている。
一方、今月はたくさん走る、次の英語のテストで高い点を取る、はあまり条件を満たしていない。後になって評価するのが難しい。鼻から言い訳しやすい目標を立てるのは心が弱い感じがする。
とすると、よく目標に数値が使われるのは、後になって評価しやすくするためである。つまり、具体的なほど良いことになる。とはいえ、未来のことはだれにも分からないわけだから、遠い目標であるほど多少の余白は必要である。
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2010年3月9日
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